よくある質問

Q.煙突の寿命は?どのくらいの期間もちますか?

カミーニベリの薪スト―ブ用煙突は、シングル煙突はスチール製で2㎜の厚みを持たせており、直射日光や雨、雪に晒される断熱2重断熱煙突は0.6mm厚ステンレスを内側(SUS316L)と外側(SUS304)に使用し高密度のロックウールを間に挿入することで10~20年*の高耐久性を実現しています。SUS316Lは通称サージカルステンレスと呼ばれ、メスなどの医療用途にも使用されている腐食に強い素材です。
ペレット用煙突についても0.6㎜厚SUS316Lを使用しています。
*燃料の種類や含水率、ストーブと煙突のお手入れの状況によって大きく左右されます。

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Q.他社製の煙突との互換性は?部分的にカミーニベリの煙突を使用することはできますか?

生産地のイタリアでは単一のメーカで煙突を組み立てなければならない法律が存在し、法律に基づいた基準で製造されています。したがって、他社製の煙突との互換性はございません。

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Q.部屋の真ん中に薪ストーブを置きたいのですが、煙突の設置は可能でしょうか?

可能です。部屋の真ん中に設置する場合は煙突を真っ直ぐ立ち上げて屋根を抜いて施工し、排気がスムーズに流れる様にします。

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Q.煙突から炎が出るのですが、問題ないのでしょうか?

煙突から炎が出る状況は極めて危険です。燃料の質が悪かったり、スムーズに排気が出来ない経路や材質で煙突を施工すると煙突内にタールが付着します。このタールは可燃性であり、大量に付着すると煙突内で火事が起きる「煙道火災」を引き起こします。
煙道火災を引き起こすタールを極力発生させないために、シンプルな経路でスムーズな排気を促し、外気に触れる煙突は断熱2重煙突で施工しましょう。また、燃料は乾燥した燃料をご使用下さい。
ペレットストーブは強制排気なので火の粉が煙突から飛ぶことがあります。

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Q.薪ストーブの煙突はどのくらいの頻度で掃除が必要でしょうか?

シーズン前には必ず点検を行って下さい。最低でもシーズン後は必ず掃除を行う様にします。含水率の高い湿った薪や、皮の多い薪を使用した場合は点検を行い、汚れが発生していれば掃除をして下さい。

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Q.薪ストーブの煙突はどうやって掃除・メンテナンスすればいいですか?

掃除の際は必ず火を消し、突が冷えた状態で行って下さい。
掃除口または点検口を開きブラシを挿入し、ススやタール等を除去します。灰取用の掃除機があると綺麗に掃除ができます。

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Q.煙突を掃除するブラシはどのようなものを使えばいいでしょうか?

煙突の径にあったブラシを使用します。金属製のブラシでも構いませんが、硬すぎるブラシを使用すると煙突を痛めてしまいます。多少の柔軟性を持ったものをご使用下さい。

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Q.二重煙突と一重煙突の違いを教えてください

シングル煙突(一重)は放熱性があるのでは主に室内に使用します。薪ストーブはドラフト(上昇気流)で排気されていくので外気に晒され排気温度が下がると気流が弱くなってしまいます。煙突内で気流が弱くなると煙が排出されず、ススやタールが発生します。気流を維持してスムーズな排気を促すために外部は断熱2重煙突を使用します。

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Q.断熱煙突と二重煙突の違いはありますか?

断熱煙突は文字通り煙突内の熱を外に逃がさない構造の物を差します。2重煙突は内外で煙突を2重にしているものです。この場合単に2重になっているだけで断熱効果のないものも存在しますのでご注意ください。
カミーニベリの2重煙突は全て断熱構造です。

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Q.二重煙突に使われる断熱材はどのような材質でしょうか?交換することは可能ですか?

2重煙突に挿入されている断熱材は90㎏/㎥の密度のロックウールで、特殊な機械で挿入されていますので断熱材のみを交換することは出来ません。

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Q.煙突を施工する際、家の壁の断熱材は、どのようなものを使用すればいいでしょうか?

壁内に収まっている住宅用の断熱材は煙突の周りだけ取り除きます。通常はメガネ石を使用しますが、断熱2重煙突で壁を貫通する場合はメガネ石の代わりに煙突周りのスペースを広めにとって煙突を通します。

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Q.薪ストーブの煙突部材の種類を教えてください。

室内用のシングル煙突はストレート管・ドラフト調整ダンパー・カーブ管で、屋外用の二重煙突は壁抜き部材・ストレート管・カーブ管・T字管・トップ煙突が主要構成です。
これに煙突の支持金具を使用して取り付けます。

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Q.雨漏りが心配です。煙突の雨対策はどのようにすればいいでしょうか?

屋根貫きで煙突を施工する場合は、壁抜きよりも雨漏りの可能性が高くなります。
室内から屋外に出る部分はカラーやリングを使用し、隙間を耐熱コーキングでシールして施工します。ただし、シール部分は経年劣化をして痩せてしまいますので注意が必要です。
煙突には向きがあります。シングル煙突はメス側を上に、2重煙突はメス側を下に向けて施工します。上下の向きを反対に取り付けると侵入した雨やタールなどが煙突内から侵入しますので注意してください。

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Q.薪ストーブの設置費用はいくらくらいでしょうか?

住宅の仕様によって大きく変動します。 コンクリート造>鉄骨造>木造の順で費用が高くなるのが一般的です。
詳しくは施工業者または販売店に確認して下さい。

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Q.煙突ダンパーの必要性は?

しっかりとドラフトが起きているのに薪が燃えにくい、温まりにくい、などの症状を感じたら、煙突ダンパーが必要となる場合があります。
煙突を屋根出し施工し、まっすぐに立ち上げている場合、逆にドラフトが効きすぎてしまう場合があります。煙突ダンパーは、このようにドラフトが強すぎる際、煙の流れを適切にコントロールするために必要です。ストーブ側のコントロールだけでは、煙突のドラフトをコントロールすることはできません。このため、煙突ダンパーを使って流れを適度に制御することになります。
一般的にはドラフトを起すことによって燃焼しやすくなるのですが、逆に抜けが良すぎると熱気までが外に排出されてしまうため、部屋が暖まりにくくなってしまいます。

ダンパー取り付けの際は、ストーブの直上に取り付けます。